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読書レビュー㉑ 『問題解決の極意』 岸良裕司著

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はじめに

今回はこちらの本のレビューについてお話をさせていただきます。

 

 

サマリーは下記の内容になります。

  • 問題解決は物事をシンプルに考えることが大切
  • 常識は時代によって変わる
  • 制約に集中して解決すれば全体の成果が上がる

 

問題解決のために

まずは、シンプルに考えましょう。

そのためには問題の「根本原因」をとらえましょう。

といったことを著者は述べています。

 

これだけだと抽象的なので、私が解釈した問題解決の流れをご説明します。

今回の例の場合は、チームでの問題解決を想定しています

 

  1. まず、チーム全員で「望ましい状態」について共通の理解を決める
  2. 現状と望ましい状態の乖離している事象を挙げる
  3. 乖離している原因となる因果関係を挙げる
  4. 挙げられた原因の中で解決した場合最もインパクトが大きいものを決める
  5. 解決策を列挙し、タスク化する

以上のステップがおすすめです。

 

常識は時代によって変わる

著者はこのことを”ボトルネック”理論に関する説明を例にしています。

ボトルネック理論とは、チームや仕事の流れにおいて、強いところと弱いところがすべからく存在する。

アウトプットの量を決定するのは、最も弱い部分であるボトルネックである。

 

従来の日本の組織の常識:組織の全員が一生懸命に頑張れば必ず成果は上がる

 

現在のチームの常識:最も弱いところに集中すると最も成果が上がる

 

こういった内容です。

 

ベルトコンベヤーのような流れ作業だと理解しやすいですが、全員が一生懸命作業をしても、一番時間がかかる場所(=制約)を解消しないと全体のアウトプットは改善されません。

 

問題解決には、こうした時代によって変わる常識が障壁になる場合もあるので、注意しましょう。

 

制約に集中すれば成果が上がる

重複しますが、ボトルネックに注力すると成果が上がりやすくなります。

 

しかし、私の疑問としては、ドラッカー氏のいう「組織は強みを伸ばすことが最も合理的だ」という指摘と矛盾するという点です。

 

私なりの解釈ですが、

  • 問題解決の際は、まずボトルネックを突き止める
  • チームの戦略を決める際には強みに注力する

と考え方の住み分けをするよ良いと思います。

 

ただし、往々にして強み=弱みと表裏の関係になっているので、ボトルネックを見つけた場合、それを強みに転嫁することが考える必要があると思います。

 

さいごに

書籍自体はシンプルで分かりやすいので短時間で読めておすすめです。

しかし、抽象的な説明も多かったので、読んだ後に自分で解釈をする必要があります。

 

しかし、岸良さんの「物事を可能な限りシンプルに理解する」という方針はとても教官ができました。

 

皆様もよろしければご一読ください。

 

ありがとうございました。