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働き方③ ”考え方改革” 仕事の熱狂に溺れない

 

はじめに

今回はこちらの記事を参考にお話をさせていただきます。

 

newspicks.com

 

簡単な内容は下記になります。

  • ”働き方改革”の前に”考え方改革”がまず必要
  • がむしゃらに働くのは様式美
  • 仕事に熱狂するのは楽しいが、疑問を持つべき

6時全員帰宅でも成果を出す”クラシコム”

記事でお話をされている青木さんは、北欧雑貨のEC販売の先駆けである、クラシコムを立ち上げられた方です。

hokuohkurashi.com

 

単なるネット販売ではなく、サイト自体がメディアとして確立しているため、他社と差別化されている印象があります。

 

こちらの会社は残業ゼロを徹底し、全社員が6時帰宅がルール化されております。

「残業をしないために、制作請負やイベント出展など「働き方をクライアントの事情に合わせなければならない仕事」はすべて断るというスタンスを貫く一方、社内でも属人的な「その人にしかできない仕事」は一切作らず、個別の成果についての評価も行わない。」(記事より抜粋)

 

”ノー残業デー”を設定する企業は多いですが、クラシコムさんのようにルールを守るために評価制度や社内の仕組みを構築するのは少数派だと思います。

 

そもそもその仕事がやる必要があるかを検討するのが重要

青木さんは記事の中で、仕事の生産性を上げるための考え方を述べられています。

「「業務の効率化」と、「生産性の向上」は、似ているようで全然異なるテーマです。僕の考えでは、「この仕事は、本当にやる意味があるのか」と問い続けることが、本質的な生産性につながると思うんですよ。

業務改善を考えるときに役立つ「ECRS」というフォーマットがあります。
Eは、そもそも改善を検討する業務そのものを無くせないかを考えるEliminate(排除)、Cは複数のものをまとめ合わせるCombine(統合)、Rは順序を変えるRearrange(再編成)、Sは簡略化するSimplify(単純化)です。
このなかで、もっとも重要なのはE(排除)。「そもそもこの仕事やらなくてもいいんじゃないか?」ということから検討する。なぜなら、大切ではない仕事を効率化するために、あれこれ考えるほど無駄なことはないからです。」(記事より抜粋)
 
確かに、効率化を求める場合は、”その仕事を行うこと”が前提になっており、あくまで止めることは想定されていません。しかし、本当にやる必要があるのか、または投下資 本に対して十分なリターンが望めるのか、について考えることはあまり行われていないように思えます。
ただ、大企業であればあるほど、「その仕事、やる意味ありますか?」と発言して承認される可能性は低いと思いますが・・・
 

”頑張る”のは様式美

日本人の意識として、”仕事はがむしゃらに、一生懸命頑張るもの”があります。
特に、終身雇用制の意識が強い世代ほど、給料以上に頑張ることは美しく、尊ばれるものになるかと思います。
 
このマインドセットは、市場が伸びており、ある意味”頑張ればなんとかなる”状況では上手くいきますが、そうではない状況では悪循環を生み出す危険性もあります。
例えば、”長時間労働も厭わず頑張る⇒夜遅くまで仕事をする⇒睡眠時間や個人の時間が不足する⇒効率が落ち、ストレスが溜まる⇒結果が出ない⇒また頑張る”といった具合です。
特に、頑張っている間は気持ちがよく、ほかのことを考えなくていいのである意味楽なのです。

仕事の熱狂に溺れない

青木さんは記事の中で、非常に参考になることを述べられています。
「僕が新規事業を立ち上げるとき、担当者には最初からあんまり「頑張らないでね」と必ず伝えます。逆説的な言い回しですが、スタッフが頑張らないのにうまくいったら、その事業は「頑張る価値があるもの」だという証明になるからです。
でも、スタッフが必死に頑張ってうまくいった場合は、その人が優秀だったから、努力したからうまくいったのか、選択したドメインやモデルが正しかったのかの区別がつきにくくなる。
経営者としてはまずは仮説の正しさを確認した上で頑張る価値があるのかの判断をしたいので、あえて最初のうちは「頑張らないで」と伝えています。
たびたび言うのは、「うまくやったからうまくいくんじゃない。うまくいったから、うまくやる余裕が生まれるんだ」ということです。
頑張ってうまくやることは、成功(うまくいくこと)とあまり相関関係がないと思っていて、頑張らないのにうまくいくことを見つけることができたら、頑張って(うまくやって)さらなる成功を追求できると思っています。
無理に頑張らなくてはうまくいかないことはやらない。もしくはすぐに手を引く。そうして無駄を削ぎ落とすことで生まれた余裕が、結果的には成果を引き寄せるはずなんです。」(記事より抜粋)
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少し長くなりましたが、今後の働き方を考えるうえでとても参考になります。

 

日本人の経営者やマネージャーに足りない、この”クールさ”のような考え方がとても私は印象的でした。

個人の能力や自分の仮説の正しさを盲信せず、割り切ってまずやってみる。

そして、うまくいったら続け、上手くいかなかったら修正または止める、というある意味ドライなやり方が、先の読めない現代においてとてもフィットしているのだと感じます。

 

日本人は、”仕事を一生懸命やることの気持ちよさだけに酔わない”ことと、”頑張ってもうまくいかないことも当然ある”という認識をもっと持つべきでしょう。

 

さいごに

記事では青木さんが、そもそも働く意味がない状況から、働き方を考える、といった哲学的なお話もされています。

今後、AIに多くの仕事を代替してもらい、仕事の時間が減っていくこともある我々は、”何のために働くのか?”をもっと考えるべきでしょう。

 

そうして考えた結果、”自分は頑張って働き続ける”という選択をしてもいいと思いますが、ただ気持ちいいだけのがむしゃらさは少しずつ減らしていくのが必要だと思います。

 

ご一読ありがとうございました。